【産後うつのチェック方法】いつまでも続くなら治療を。何科にいくべき?
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おめでたい出産の後、母親としての責任と義務感で自分を追い詰めてしまう精神状態になることがあります。
「産後うつ」は約10人に1人が経験するものですが、まだあまり知られていません。
心身ともに大きな変化がある妊娠出産の時期を乗り越えるためにも、産後うつのチェック方法や正しい知識を持っておきましょう。
産後うつかをチェックする方法
産後うつとは、産後の生活の変化をきっかけにストレスを感じて、うつ状態になることを言います。
慣れないことや新しいことが続くと不調に悩むママは多いものです。
産後うつのよくある症状
身体に現れる症状では、
- 食欲がない
- 頭や胃が痛い
- 吐き気
- 疲れが取れない
など。
産後うつの自己チェック方法
次は自己評価式のチェック方法です。
全部で10問あります。あてはまりますか??
- 笑うことができない
- 物事のおもしろさがわからない
- 悪いことがあった時、自分を責める
- はっきりした理由なく、怖いと感じる
- はっきりした理由なく、不安で心配になる
- することが多くて大変
- 眠りにくい
- 悲しくなったりみじめに思う
- 不幸せで泣けてくる
- 自分を傷つけたくなる
当てはまるものが多いかなと思ったら早めに対応が必要です。
産後うつはいつまで続くものか
「マタニティーブルー」という言葉もありますね。
出産直後に激しい感情の浮き沈みがあるようなときは、ホルモンバランスの変化が原因と言われています。
産後鬱はどのくらいで治まるか
たいてい2週間以内くらいで収まります。
しかし出産後、とても憂うつな気分になり、興味が何にも感じないような状態が2週間以上続くと、産後うつと呼びます。
産後2~3週から6か月ぐらいの間に発症することが多いようです。
ある産婦人科では産まれてひと月後だけでなく、2週間後の健診で赤ちゃんと母親の状態もみています。
それによって、母親の2割近くに産後うつの兆候があることが発見されました。
個人差があり、すぐ治る人もいれば、1年以上時間がかかる人もいます。
産後うつになりやす人の傾向とは
もともと真面目で几帳面な人は産後うつのリスクが高いと言われます。
予定外の帝王切開や産まれた赤ちゃんに障害が見つかった場合も、自分を責めたりしてきっかけになります。
きちんと診断を受けきちんと治療を受ける体制が必要なのですね。
産後うつの治療は何科?
まずは住んでいる地域を担当している保健師さんに連絡して相談することをおすすめします。
通っていた産婦人科に相談するのもいいです。
良く知っている心療内科などを紹介してもらえるかもしれません。
医療機関では、薬を使う治療はほとんどないようです。
カウンセリングによる治療です。
産後うつになるのはある意味仕方のないことです
現代は核家族で、周囲から育児のサポートが受けられないことが多いです。
ひとりぼっちで赤ちゃんと向き合う日々は予想以上にキツイものです。
さらに、高齢出産が増え、20代の時と比べて、疲れからの回復も遅くストレスもたまりやすいです。
「ホルモンバランスの乱れ」と簡単に片付くことではなく、とても複雑な環境的なものやメンタルが影響しています。
産後うつは赤ちゃんへの影響もある
産後うつのの特徴として育児不安が強くなります。
そのため、赤ちゃんがどこか具合が悪いのでは?と、少しのことで悲観的になったり、自信を失います。
それは赤ちゃんにとっても危険なことです。
最低でも産後1か月はしっかり休み、授乳以外は安静にできるような環境づくりが必要なのです。
中国ではそれが当たり前の習慣で、卓球の福原愛さんもその体調管理をしたとニュースになっていました。
ニュースにならないくらい、母親みんなが大事にされてほしいものです。
1か月後も周囲の人は、母親がフリーになれる時間をつくってあげてほしいです。
産後うつについてまとめ
産後うつの厳しい状況を知りました。
自殺者も多く出ているのが現状です。
自分を責めないで、早く周りに相談されることを祈ります。
わたしも少しの時間、ゆっくりとお茶を飲んだり、買い物を一人で楽しんだだけで
気分がリフレッシュできたことを覚えています。
みんなが幸せな母と子の時間を持てますように。