鏡餅 切ってはいけない!?切り方は簡単!!余った餅の保存方法も。
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これから、お正月を迎えると鏡餅を家に置くという家庭も増えます。
私もそうです、お正月はテレビの前に小さな鏡餅が飾ってあります。
私の実家は、中に丸餅が入っている簡易的な鏡餅で済ませていますが、
祖母の家に行くと必ずお餅で出来た本物の鏡餅が飾ってあります。
祖母の家では鏡開きをする際には、木槌を使っていました。
祖母いわく、包丁で開いてはいけない、との事。
一般的には、1月11日に鏡開きをする地域が多いのですが、
何故、鏡餅は切るといけないのでしょうか。解説致します!
鏡餅は切ってはいけない!?
たまに聞く「鏡餅を切ってはいけない」
特にご年配の方が言われるようです。
鏡餅に込められた意味
日本では八百万の神々と言われるように、あらゆるものに神様が宿っているとされます。
鏡餅にもそんな意味が込められており、年神様をお迎えするものとされます。
年神様の力を分け与えてもらい、その年の無病息災を願う行事が、「鏡開き」と言われるのです。
鏡餅を切ってはいけない理由
鏡餅を切ってはいけない理由として2つあるので、順番にご紹介します。
- 縁起が悪い
鏡餅、あるいは鏡開きという文化は、武家社会の中で出来て引き継がれました。
武士にとって切腹とは君主を守れなかった場合に行う屈辱的な行為。
鏡餅に対しても忌み嫌われたとされます。
神様が宿っているものに縁起の悪い事は出来ません。
更に、縁を「切る」という意味合いもありました
そのため、縁起物の鏡餅は叩いて崩すという方法で扱われてきました。
そういった経緯の中で、鏡餅に対しては切らずに、縁起の良い「開く」という表現が使われるのです。
- 単純に危ない
鏡餅はとてつもなく硬いです。
包丁で切ろうとするとかなりの力が必要で、手が滑ると指を切断したり、包丁が飛んだりして危険です。
とはいえ、現代では縁起を担ぐ方も少なくなり、プラスチックのケースに個入りの餅が入っているタイプの簡易的な鏡餅が主流になっています。
ですので最近は気にしない方も多いみたいです。
鏡餅の切り方 簡単な方法とは!?
鏡餅は一週間以上さらされているので、硬くひび割れた状態で切るには危険です。
そこで木槌を使って叩き割れば簡単ですが、普通の家庭に木槌ってあまり置いていないのではないでしょうか?
ですので、ここではあえて切り分ける方法に絞って話を進めていきたいと思います。
鏡餅の切り分け方法
まず、包丁の入る柔らかさまで加熱しましょう。
大きなお皿に鏡餅を乗せてラップを掛けます。
あとは電子レンジで5分ほど加熱すると、消しゴム程度の柔らかさになります。
加熱が足りない場合は30秒ずつ繰り返し様子を見ながら行ってください。
包丁が入る柔らかさになったら、冷めないうちに切り分けましょう。
加熱しすぎると溶けてしまうので逆効果です。
手でちぎろうにも溶けてしまう温度であれば熱すぎますし、手にへばりついてやけどします。
余った餅の保存方法
鏡餅は大きい場合も多いので、よほど大人数でなければ余ります。
伝統的なご家庭では一升餅なんて場合もあり、家族では中々一気に食べ切れる量ではありません。
そんなときはどうやって保管するのでしょうか。
餅の保存方法 具体例
切った段階であらかじめラップにくるんでおくと、鏡餅の断面から水分が抜け出しません。
水分が抜けたお餅はパサパサでおいしくないので、できるだけ水分の流出を防ぎましょう。
逆に水分の抜けたパサパサな餅は、水に浸したり、霧吹きで吹きかけてレンジで暖めるともちもちになります。
保管するには冷凍庫がオススメです。
長く保存が効くのでしばらくお餅に困ることはないでしょう。
また、食べ切れないお餅は小分けにすることで、ご近所さんや親族の方にもおすそ分けが出来るのでいいですね。
鏡餅の切り分けについてまとめ
今回は、鏡餅の文化に触れながら、安全に鏡開きを行う方法をご紹介しました。
硬くて滑るお餅ですから、柔らかくない状態で包丁をいれるのは大変危険です。
新しい年が始まって早々に怪我をしてしまうほど落ち込むことはありません。
これからも寒い時期が続きますが年神様のお力をいただき、元気に過ごしましょう!