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【紅葉はなぜ色が変わる!?】葉っぱの色が変わる理由はシンプル。

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真っ赤に色が変わるもみじ…綺麗ですよね♪
「紅葉前線」という言葉もあるくらい、私たち日本人は秋になるともみじが赤くなるのを心待ちにしています。

 

ところで、どうしてもみじは色が変わるのか知っていますか?
小さい子に質問されて簡単に教えてあげられますか?

 

自信のある人はなかなか居ないのではないでしょうか。

そこで今回はもみじの色が変わる理由を解説していきます。
そして実はもみじ以外にも葉の色が変わる植物がいろいろあるんです!

あわせて紹介していきますね。


葉っぱの色が変わる理由を簡単に解説

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もみじを含め、葉っぱの色が変わる樹木のほとんどは落葉樹という種類の樹木です。
落葉樹は秋の終わりに葉が落ちて冬を越し、春にまた葉っぱが生えてきます。

葉っぱを落とすときの過程で葉っぱの中の色素に変化があり目に見えて色が変わるわけです。

 

しかしなぜ葉っぱを落とすのか?
そもそも葉っぱはなぜ緑なのか?
色素には何の役割があるのか?

 

一つ一つ解説していきます。

 

葉っぱが緑の理由

紅葉する前、当たり前ですが葉っぱは緑色ですよね。

ではなぜ葉っぱは緑色に見えるのでしょう?

 

それは葉っぱに含まれる色素、クロロフィルが緑色の原因です。
葉緑素とも呼ばれるこの色素はその名の通り緑色をしていて、光をエネルギーとして使うことができます。

 

植物が水と二酸化炭素から炭水化物を作り出すことを光合成と言います。
光合成自体にもエネルギーが必要で、そのエネルギーは葉緑素が光を浴びて補給しているのです。

春や夏は葉っぱの中に葉緑素がいっぱいあるため、葉っぱは緑色なのです。

 

葉っぱが落ちる理由

葉っぱで光合成が行われて作られた栄養は植物の体全体に行きわたります。
植物にとって葉っぱは栄養を摂るために欠かせないものなのです。


それなのになぜ冬の前に葉っぱを全部落としてしまうのでしょうか?

 

葉っぱには気孔という極小の穴が無数の穴があり、そこから水分を蒸発させています。
目的は気化熱による温度調節のため、余分な水分の排出のため、そして地中から水を吸い上げるためなどがあります。
葉から水分を蒸発させてストローのような仕組みで吸い上げているといわれています。


空気が乾燥している冬に葉っぱを付けたままでいると、そこからどんどん水分が失われて枯れてしまいます。

 

他にも葉っぱに雪が積もると重さで枝が折れてしまったりするので、冬に葉っぱを付けたままでいるのは木にとって大変危険なのです。
木は冬を安全に越すために、養分を幹に移してから葉っぱを落とすのです。

 

葉っぱの色が変わる理由

葉っぱを落とす段階になると葉と枝の間には壁ができ、水や養分の行き来はなくなり、葉っぱの中に残った葉緑素はどんどん壊れていきます。
その壊れた葉緑体と同じく葉っぱの中に残った糖分がくっついてアントシアニンという赤い色素になり、私たちが紅葉と呼ぶ赤い葉になるのです。


緑から赤に変わる植物は他にもいろいろ

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緑から赤に変わる植物はもみじ以外にもあるんです。

花の印象が強い植物達ですが、以外にも秋には綺麗に紅葉するんですよ!


花だけしか楽しまないなんてもったいないです。
特に桜は「桜紅葉」なんて季語もあるくらい。ぜひ見てみてください。

 

そして個人的におすすめなのが「コキア」という植物。
ほうきのような見た目で可愛らしく、紅葉した時の色ももみじとかとは微妙に異なり、若干ピンク色のような赤になってとても綺麗ですよ!

 

また紹介しておきたいのが「ベニカナメ」という植物。
よく生垣などで見かけますがベニカナメの葉っぱは赤から緑に変わるんです!
春に出る新芽が赤く、夏ごろには全部緑に変わります。

 

他の紅葉する植物とは全く逆で面白いですよね!

 

紅葉が赤くなる理由についてまとめ

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いかがでしたか?
簡単にまとめると「木が安全に冬を越すために葉っぱを切り離す過程で、葉っぱの中に残った壊れた緑の色素と栄養がくっついて赤い色素に変わるから」となります。

 

小さなお子さんが理解するには難しいまとめになってしまいましたね!

小学校高学年くらいのお子さんなら理解してくれると思いますが、低学年や幼稚園のお子さんには「木が冬が来る合図をしてるんだよ」と教えてあげるのもいいかもしれませんね。
その場合はもう少し大きくなったときに詳しく教えてあげてください!

 

そしてぜひもみじ以外の紅葉も観察してみてください♪