節分に暗闇でお菓子やお金をまくのって地域差!?
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2月の季節のイベント「節分」。
最近はコンビニ各社もチカラを入れていて、大豆や恵方巻きはもちろん、恵方ロールなんていうロールケーキも売っていたりしますよね。
そして、節分といえば、忘れてはならないのが豆まき。
幼少期を九州で過ごした私にとって、節分といえば、使う豆は大豆じゃなくて、落花生。
それに加えて、お菓子も投げていたし、しかも部屋の電気を消して暗闇の中。
それから、外にはお金(小銭)がまかれていました。
節分とはこういうものだと思っていましたが、一般的ではないということを知ったのはつい最近のことです。
調べてみると、節分にはいろいろと地域差があるんです。
九州の節分の風習の一例を、理由も合わせて紹介していきます。
節分では暗闇で豆まきをする
節分の豆まきをするときの掛け声といえば、「鬼は外、福は内」ですよね。
あたり前のように「鬼はぁ〜外ぉ〜」と言っていますが、その理由って知ってますか??
ご存知かもしれませんが、節分とは季節の分かれ目、節目のことで、本来は年に4回あります。
その中でも、現代で一般的に「節分」と言われる2月3日は春分の日の前日にあたります。
この日は旧暦での大晦日となっており、1年の中で重要な日となります。
新しい年を迎える前に、その年の厄や不幸な出来事を「鬼」と捉え、鬼を追い払うために豆をまくのです。
この豆まきなのですが、本来は夜に行うものなのだそうです。
鬼が姿をあらわすのは夜、というイメージですよね。
暗くなってから姿を現した鬼を豆で退治する、というわけです。
そのため、部屋の電気を消して真っ暗にした状態で豆まきをするという風習が存在するようです。
ちなみに、魔滅(まめ)という意味合いもあり、豆で鬼を追い払うということになったのだとか。
節分ではお菓子もまく
節分でまくものと言えば、大豆や落花生がメジャーですが、お菓子を投げる地域もあります。
私の地元 九州でもこのような風習があり、子供のときに実家でもお菓子を投げていました。
こちらの由来としては、「福は内」の意味合いが強いようです。
お菓子や甘いものを食べると幸せな気分になりますよね。
お菓子で福を招く、というわけです。
豆と同じように、投げた後は集めて食べてOKでしたので、こどものときの節分のイメージとしては、お菓子を貰える日というイメージが強かったです(笑)
節分ではお金もまく
節分にお金をまく風習もあるってご存知でしょうか?
節分の日の翌日に外を歩いていると、電柱や道路の交差点なんかに小銭がまかれていました。
当時は理由が分かっていなかったので、こどもながらにかなり疑問に思っていました。
調べてみると、節分の日にお金をまく風習は地域差というよりも、個人差や家庭による違いがあるようです。
お金をまく理由なのですが、厄除けの意味合いが強いようです。
交差点など、人目がつく場所にお金をまくことで、自分の厄を追い払い、そのお金を拾った人に厄を渡すことができると信じられてきたとのこと。
節分の翌日に拾い物をすると、知らず知らずのうちに厄もついてきてしまうので注意が必要ですね。
節分の地域差についてまとめ
いかがだったでしょうか?
節分に、落花生をまく、暗闇でまく、お菓子もまくし、お金もまく。
いろいろな風習があるんですよね。
今回は九州での節分のやり方について紹介しましたが、これはほんの一例。
九州の中でも全ての地域に当てはまるものではなく、もっと細かい違いはあるようです。
この機会にお住いの地域の節分の風習をチェックしてみてはいかがでしょうか。