【冬に星がよく見える理由】星がきれいに見える3つの条件とは??
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最近ちょっとしたアウトドアブームですよね。
老若男女問わず、簡単なデイキャンプや泊まりでアウトドアを楽しんでいます。
魅力はやっぱり日頃の忙しさを忘れて自然の中に佇む空間の気持ちよさでしょうか。
そんな中に、夜の星空を見上げる楽しみもあるかと思います。
特に12月であれば天体観測ももってこいですよね。
寒さなんか感じない程の感動ができるに違いありません。
12月の星空観測、どんな点に注意しながら観察すればいいでしょうか。
この記事を見ればぎゅっと知りたいことまとまっていますよ!
冬に星がよく見える基本的な理由
子供の頃に夜空を見上げてぼーっとするのが好きだったんですが、どうして冬の方があんなに澄んで綺麗な星がたくさん見えるんだろうって思ってました。
夏空の星も綺麗ですけど、冬の方が断然たくさん見えてましたよね!
細かい事情など知りもしなかったですが、やはりこれは自分だけの見え方ではなく、気象的にしっかりとした理由があるようなんです。
簡単に一言で言えば・・・“空気が澄んでいるから星が良く見える”です!
一番よく言われることなので聞いたことがあると思います。
空気が澄んでるってどういうこと?
では、空気が澄んでいるってどういうことなんでしょうか。
夏は夜でも気温が高いですよね、そのため大気中の水蒸気量が多く透明度が良くないんです。
ところが秋から冬になると気温が急に下がるので、大気中の水蒸気量が少なくなり大気の透明度が良くなるんです。
「空気中の水蒸気が少ない状態」を一般的に【空気が澄んでいる】と呼びます。
この状態の時に、夜空の星が綺麗に見えるということです。
分かりやすい例えで考えましょう。
水底の石を眺めることを想像してみて下さい。
水の透明度は悪いが、水面の揺らぎは少ない場合、石はどう見えますか?
少しボヤーッとしているはずです。これがいわゆる夏の星空。
では水の透明度は良いが、水面の揺らぎが多い場合、石はどう見えますか?
揺らいではいますが石ははっきり見えますね、これがいわゆる冬の星空です!
少しでもイメージが沸いてきたのではないでしょうか。
星がきれいに見える3つの条件を満たすとさらに素敵!
冬場は寒いですが、綺麗な星空を見ていると我を忘れ見入ってしまいますよね。
冬でも、3つの条件をクリアすればさらにさらに綺麗に見えるんですよ。
では、少しずつ見ていきましょう。
1.西向きか東向きか
これは、一般的にトワイライトという夕日が沈む時間帯の星空を楽しむ条件です。
実は、日没から20分後からの数分が最も綺麗と言われているんです。
マジックアワーという言葉もあり、これは空が赤~オレンジ~青へと変化していく色合いを楽しむことができます。
当然のことながら太陽は西に沈みますので夕方のトワイライトタイムの星空を見るなら、西向きに観測するとよいかもしれません。
2.雨上がりの晴天日
空がガスって見える原因は水蒸気や塵。
これが雨が降った後は空気が掃除され、透明度が高くなりますのでこの時もおススメです。
台風後なんかはいいですね。
3.風の強い日
これは意外かもしれません。ところが、風のない日は空がよどんでいます。
風のある日の方が透明度が高くなっているので星空観測には最適なんです。
冬に天体観測するときの防寒対策について
早く星空観測したーいって思ってもやっぱり一番ネックなのは防寒対策ではないでしょうか。
空気が冷えている分寒いですよね。しっかりとした防寒対策を取っておけば安心です。では見ていきましょう。
防寒対策1:インナー
綿は汗を吸い込むので避けて、化学繊維やウールなど、汗を吸わないものがオススメです。
また、衣服の間に空気が入り保温効果を高める効果があるのでインナーの重ね着もとてもよいそうです。
防寒対策2:アウター
モコモコのダウンジャケット、まず真っ先に思い浮かびますよね!
勿論ダウンジャケットは大活躍です。
とは言え、これも値段にピンきりがあるようにやはり機能性に注目して準備した方が良さそうです。
ダウンジャケットには暖かさの目安となる「フィルパワー」という数値があるのをご存知ですか?
これは羽毛の中に含まれている空気の指標です。
この数値が高ければ高いほど保温性も高まります。真冬にダウンジャケットが膨らむ方が温かい。それにはこんな訳があったんですね。
ちなみに、一般的に300フィルパワーから1000フィルパワーが売られています。
さらに、もし雨が降ってきたりした場合のことを考えると、撥水性も考えた方がよいですね。
防水性があるかどうかも大事なポイントです。
防寒対策3:小物
手足の寒さは完璧にしたいものです。手袋は必須ですね。
5本指の手袋は一般的ですが、星空観測に向いているのは、グローブのような(ミトンのような)形のものがおススメ。
理由は、表面積が少なくなって寒さの伝わり方が小さくなるからです。
さらに寒い時中で指を擦って温められるというメリットがあります。
カイロなんかも入れられますよね。
防寒対策4:帽子
ニット帽で温かくしましょう。フェイスガードかマフラーがあればさらによし、です。
防寒対策5:ブーツ
足元から湿気が上がってきますので、防水性のあるスノーブーツがよいとされています。
どんなに服装を温かくしていても、足元が冷えていては本末転倒ですので、ここもしっかり安価に抑えようとせずに温かくしていきたいものです。
他にも、ツワモノはヒーター付電熱防寒着なんかを着ている人もいます。
温めるバッテリーが必要ですが、充電しておけば何回でも使用可能。
使い捨てカイロよりも便利という人もいるようですが・・・、皆さん色々工夫していますね。
冬の天体観測で満点の星空を焼きつけよう
これまでのことを考えて冬の星空を眺めるのワクワクしてきましたね!
しっかりと防寒対策を取って、自分だけの満天の星空、眺めに行ってみませんか?
きっと一生記憶に残る素敵な思い出となるに違いありませんね。