新幹線に車椅子持ち込みするときの車椅子席料金はいくら?トイレもチェックしておこう!
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家族や仲良しの友人たちと出かける旅行は本当に楽しいものですね。
子供の頃の遠足のように、行く前の日のワクワクは止まらないものです。
そんな旅行に、もしちょっとだけ身体の不自由を感じているメンバーがいる場合、車椅子での移動を共にしてあげたいと思いますね。
じゃあ例えば、車椅子で交通機関に乗りたいと思う時、どんな風にすればいいのでしょうか。
持ち込みってできる?料金はかかる?
トイレなどはどうすればいいの?
そんな疑問にサクサクっとお答えしていきます!
新幹線に車椅子の持ち込みはできるのか
「今度大好きなおばあちゃんと旅行なんです。
でも足腰が最近弱くって歩行が難しいので車椅子持っていこうと思ってて。
新幹線を利用するんだけど、どうしたらいいんだろう?」
先日友人からそんな相談を受けました。
そこでJRにも確認を取った結果をまとめていきます。
答えとしては、勿論【車椅子で新幹線は利用可能】です。
バリアフリーが叫ばれている世の中ですから、身体に不便を感じている方たちだって新幹線に乗りたいですよね。
こんなので差別されても困ってしまいます。
今回の場合、車椅子を手荷物品として持ち込めるかどうか、ということでした。
ずっと介助を必要としているという訳ではなく、あくまで使いたい時に使えるような状態の車椅子は持ち込めるのでしょうか。
これはJR東海の規定によるものですが、こんなことが記載されていました。
http://railway.jr-central.co.jp/ticket-rule/rule47.html
・無料で持ち込めるもの
車イスで、長さ・高さが120センチ以内で、幅が70センチ以内のもの
ということで、車椅子のサイズにもよりますが、上記のものであれば無料で持ち込みOKです。
ただし、当然なこととして、
・持込みや保管は、自分たちで
・大きな荷物などの持ち込みは細心の注意を払う
・安全のため、車内の網だなには重量のある荷物や不安定な形状の荷物は載せない
などの協力事項も把握しておく必要があります。
原則、持ち込みだけの場合は手伝いがある訳ではないですので自分たちで管理する必要があります。
混雑している時などは、なるべく他の乗客の邪魔にならないようにする必要がありますね。
新幹線の車椅子席の料金について
では次に、車椅子を持ち込むだけでなく、ずっと車椅子に人を乗せたままでの旅行になる場合を考えていきます。
この場合は、持ち込みとは若干状況が異なってきますね。
車椅子に人が乗った状態です。
こういう時新幹線に乗る場合、【車椅子対応座席】という存在があることを知っておくと便利です。文字通り、車椅子の人専用の座席があるということです。
では、その予約方法や料金を見ていきましょう。
新幹線の車椅子対応座席の予約方法
改善されればもっと便利になるのにな、と思った点なのですが、現時点で車椅子対応座席はインターネットからは予約できないようです。
車椅子対応座席の予約は【窓口】か【電話】のみでの予約となっています。
JRおでかけネットというサイトを見ると、詳しい方法が記載されていました。
https://www.jr-odekake.net/railroad/service/barrierfree/care.html
申込みの際、下記の点を伝える必要があります。(上記より引用)
・乗車日
・乗車区間
・乗車希望列車(列車名・出発時刻)
・指定席希望(なし・あり)
・付き添いの有無
・車いすの有無(電動・手動)
・同行する人数
・きっぷの受け取り(乗車当日・その他)
・その他(ご連絡先・お帰りのご要望など)
この予約は、乗車の1か月前の午前10時から2日前までできます。
もし旅行の日付が決まっているのであれば、早めに予約を取りたいものですね。
ちなみに、窓口での予約の場合、かなり待たされることもあるそうですので、無難に電話で早めの予約をおススメします。
車椅子対応座席の料金
さらに、気になる料金に関してです。
原則的には、予約、利用料金は無料です。
特別に何か加算される料金はないということで、助かりますね。
自由席でも指定席でもグリーン車でも変わりません。
通常の乗車と同じ料金だけ払えばOKです。
補足情報ですが、障害者手帳を持っている場合には、障害者割引運賃の適用範囲内で安くなります。
障害の級によって異なりますが、本人の運賃が半額になったり、本人とその付き添い1名が半額になります。発券時に窓口で確認するとよいですね。
新幹線で車椅子の人のトイレはどうすれば??
健常者であっても、新幹線などのトイレを利用したいと思う時ちょっと緊張しませんか。
いつもと勝手が違いますし、行くのを我慢してしまうこともあるかと思います。
そうであればなおのこと、車椅子に乗っていてトイレに行きたくなった場合に困ってしまうのも納得できますね。
新幹線で車椅子の人のトイレはどうすればいいのでしょうか。
先程のJRおでかけネットによりますと、「車椅子対応座席」設置車両には、手すり等を備えた「多機能トイレ」があります。
これは大変助かりますね。
さらに、新幹線には多目的室と呼ばれる個室が必ず1つ設置されているのをご存知でしょうか。
当日、空いている場合、車掌さんの判断によって順番制で利用できます。
デメリットとしては、他に利用者(授乳や着替え、気分が悪い人)がいる場合には使えないということです。
ですが、基本的に一番優先なのは、身体の不自由な人ですので、前もって確認しておくとよいです。
この多目的室は、介助者用に折りたたみ椅子やパイプ椅子があるので、同伴者も座れるのが嬉しいですね。
こちらも、無料で利用できます。
新幹線での車イス利用まとめ
新幹線で車椅子を持ち込みたい時、さらにはトイレなど、色々と問題点は浮かんできますが、今の世の中はその辺りは柔軟に対応してくれるということが分かりました。
ただし、【電話で前もって予約】という点は気を付けておきたいところです。
どんな人でもマナーは大事に守るべきものですので、健常者障害者の区別なく、気持ちよくお出かけできるといいですね。