十五夜の意味を3分で解説!! 団子の意味と満月の違い【こどもでも分かる】
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夏の強烈な暑さがほんの少し遠ざかる9月。
朝晩の風も少しずつ爽やかになるこの季節が、私は好きです。
夕涼みをしても汗だくになる8月とは違い、
なんか気持ちよくて夕方のお散歩に出かけたりしちゃいます。
そんなとき、ふと空を見上げてきれいなお月様が出ていると
少し得した気分になりませんか?
大人になると、ゆっくり空を見上げることも少なくなります。
子どもたちが小さい時はよく空を見上げ、お月様にいるウサギを探したり
流れ星を見つけたりと、今思うと癒しの時間でした。
今度は孫たちとそんな時間を過ごしたい・・・・
と思うにはまだ早すぎるぞ!
でもせっかくなので、お月見のこと、まとめてみました。
十五夜の団子に込められた意味
十五夜と言えば、月見団子。
子どもたちだけでなく、甘党の私も楽しみにしていますが。
なぜ十五夜にお団子なのでしょうか。
そもそも十五夜は、収穫の秋ということもあり、
農作物をお供えして、お月様に感謝していましたが、
のちに、米粉で作ったお団子も供えられるようになったそうです。
そして、お供えした後のお団子を食べることで健康に幸せになれると言われています。
お団子が白くて丸いのは、ご想像通り、
まん丸お月さんイメージです!
このまん丸団子を、十五夜にちなんで15個(13個・5個の場合もあります)
山のように積み上げてお供えすると、
なんだかわくわくするのは、私だけでしょうか。
ちなみに、地方によっては白いお団子を
こしあん(月にかかる雲を表しています)で包む形などもあります。
「お月様が、美味しい食べ物をたくさん作るお手伝いをしてくれたから
お供え物をして、お礼をしているんだよ」
という感じで、子どもたちにお話してみては?
十五夜と満月は違いがある??
十五夜と呼ばれる日は、大体9月の中頃にあります。
その日はお月様がまん丸できれいに見えますね。
では、十五夜というのは満月のことなのでしょうか。
一言でいうと、おおよそはその通りです。
月は、満ち欠けを繰り返していますが、
新月(月が見えない・完全にかけている状態)から満月になるまでに
約15日かかるのです。
そこから十五夜は満月というふうにいうのですが、
細かく言うと、必ず満月とは限らないのです。
約15日ですから、14日の時もあれば16日かかる時もあります。
でも、私たちには満月にしか見えませんし、あまり気にする必要はありませんね。
子どもたちに教えるなら、
「十五夜は、9月の一番きれいな満月が見える日のことだよ」
と言えばいいですね。
十五夜といえばススキも忘れずに
15夜にお団子は先程お話しましたが、
もう一つお供えするものがありますよね。
ススキです。
昔はそこらへんにあったので、適当に切って持って帰って来たものですが、
最近は、お花屋さんで売ってます!(*_*;
でも、月見団子はお供えしても、ススキまでお供えする家は
あまりないように思います。
我が家でも、お団子まで。
そのうち『サザエさん』でしか見なくなるかも。
ところでススキはなぜお供えするか知ってますか?
こちらもお団子と同じく、収穫、それもお米の収穫への感謝を表します。
なら、稲穂をお供えすればいいのですが、
十五夜の頃はまだ稲穂が収穫できなくて、
その代わりにちょっと似ているススキをお供えしたそうです。
ただの代わりというだけでなく
ススキの葉は縁が鋭いことから、魔除けの意味もあったそうです。
子どもに聞かれたら
「お米の稲穂に似ているから、お供えしているよ。
それに、ススキは、悪いことからみんなを守ってくれるんだよ」
「なぜ、ススキが守ってくれるの?」
「ススキの葉っぱはとても固く鋭いから、悪いことをやっつけてくれるんだよ」
な~んて(●^o^●)
十五夜の由来まとめ
お月見、十五夜の意味。
わかっていただけましか?
お月様への敬意、感謝からきている素敵な風習ですね。
こんなふうに、日本の風習のことを知ってみると
面白いでしょう?
せっかく美しい四季のある日本に生まれて
季節ごとにいろいろな行事や風習があるのですから
もっと楽しんでみませんか。
子どもたちと一緒に「サザエさん」みたいに
季節を味わうとなんとなく幸せな気分になります。
それは、お金をかけなくてもすぐそこにある幸せですよ。